どうも。
会社に新卒で入ってほとんどの方は新入社員研修を受けると思います。
僕も数年前に今の会社(メーカー)に入社した時は、例に漏れず新入社員研修を受けました。
人事部が取りまとめる形で新入社員を会社の研修施設に集め、
外部の教育コンサル会社に依頼して研修を実施してもらう、という流れです。
色々な研修を1週間程度にわたり受けたのですが、実のところ職場に配属されて以降、
役立たなかったこともありました。
役立たなかったことは何なのか。思い出しながらかなりピックアップしたうえで書いていきます。
役に立たなかったことその1 (固定)電話番の練習
まずはこちらでしょうか。
グループごとに分けられたテーブルで二人一組になって、そこに固定電話がある体で電話番の練習を
しました。
電話の出方、電話のマナーを実践的に身に付ける感じですね。
有名なところだと初手で「もしもし」は良くないとかそういう感じです。
正直、この研修を受けている時から「コールセンターでもないのに」と思ってはいました。
実際に職場に配属されてみると、まず固定電話が存在しませんでした。
一人ひとりに携帯電話(内線)が割り当てられていて、顧客や協力会社とやり取りする時もこれを使う
ことになっていたんですね。なので電話の取次ぎとかもしなくていいという感じでした。
あと、初手「もしもし」がダメみたいなのも僕は結構気にしていたんですが、
直属の上司含め偉い立場の人たちは余裕で使ってたので、そういうのも別に気にしないんだなと
正直拍子抜けな印象を受けたのを覚えています。
また、会社携帯にセールス系の迷惑電話がかかってくることもあり、最初に名乗るのが全て正しいわけではないというのが仕事をし始めて分かった感じですね。
まあ考えてみれば当然のことかもしれませんが、社会人になりたてでルールに従った方がいいのではという考えもあったので、ここは慣れるしかなかったように思います。
研修内容ももう少し実態に即しても良いのではと言った感じですね。
役に立たなかったことその2 会社のルールを覚えようコーナー
2つ目はこちらになります。
どういうことかというと、僕が入社した会社で何時までに出社しようとか、上司にはこういう風に
接して失礼にならないようにしようとか、そういったルール的なものをみんなで学ぶコーナーの
ことです。
これも教育コンサル会社が教えるのですが、何が役に立たないかと言うと
内容が完全に間違っている
ということです(笑)。
例えば上に挙げたものですと、
○○時までに出社しよう
→標準始業時間の30分前までには会社に来て仕事の準備しようね
(ただし早く来た30分分は労働時間に計上しない)
と教えられたのですが、実際は始業時間ギリギリに来るのが普通らしく、僕の配属先の人事の方も
「そんなに早く来たら時間計上しないといけないからもうちょっとギリギリに来ていいよ」
とおっしゃっていました。
まあつまり、外部の講師なので会社のルールを間違って理解していたんですね。
実はその講師が属する会社に特有のルールで、それが社会の常識だと勘違いしていた説も同期の間で
囁かれていたのを覚えています。
人事部が新入社員の研修に同席していなかったこともあり、間違った認識が新入社員に広がってしまう
ということになってしまいました。
その1と同じく、この辺もちゃんとしないとダメですよね。
ちなみにこの辺は当時の新入社員から配属先の担当者を通じて、
本社の偉い人たちに伝わったようです。(改善されたかまでは確認していませんが)
逆に役に立ったことは?
役に立たなかったことを書いてきましたが、逆に役に立ったこともありました。
その中で特に大きいのが
同期入社とのコネクションをつくることができた
ということです。
僕の会社は僕の配属先以外にも何個か拠点があります。
ただ、拠点間の距離がそこそこあり他拠点と関わることもそれほど多くはありません。
ただここでコネクションを作ったことでいろいろな分野の人(例えば機械系や電気系)の
人に研修以降も業務上で困ったことを相談したり、プライベートで近くに来た時に遊びにいったり
なんてこともできました。
やはり同年代の人と言うのは話しやすいですし、一生の友人になる場合もあるので大きな財産に
なり得ます。
最後に
新入社員研修はプログラムもいろいろあり、結構大変なんじゃないかと思いますが、
この記事で書いたように内容はピンキリと言わざるを得ません。
実態に即していないこともあります。(※会社によります。)
ですが意味がないというわけでなく、同期入社での交流の場にもなりますし、
ここで人間関係を作っておくのはその後の会社生活でとても役に立ちます。
大変だなと思う方でも、積極的に交流することをオススメします。
これから会社に入る方のご参考になればと思います。
ではまた。
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